転職活動
転職しなくても転職活動はしていい。元役員が市場価値を測って独立を決めた話
転職するつもりがなくても、転職活動は一度やる価値があります。市場価値は自分の頭の中では測れないからです。採用する側だった元役員が自分で転職活動をして分かったことと、独立を選んだ理由。
転職するつもりがなくても、転職活動は一度やったほうがいいと私は考えています。自分の市場価値は、自分の頭の中では測れないからです。私は年商1億円の会社を7年で年商20億円まで育てた元役員で、採用では面談をする側でした。その私が2026年の春、自分で転職活動をしてみて、いくつも思い込みを外されました。このページでは、そのとき分かったことと、転職ではなく独立を選んだ理由を書きます。
転職しなくても、転職活動をしたほうがいい理由
今の会社での評価は、今の会社の物差しで決まります。外に出たときにいくらで、どんな役割で求められるのかは、外に聞かないと分かりません。
私は採用で面談をする側でした。それでも、自分が「見られる側」に回ったとき、自分の経歴がどう読まれるのかは分かっていませんでした。人を評価する立場にいても、自分のことになると見えなくなります。だから、客観的な判断を外に取りにいく必要があります。
転職活動は、それを確かめる方法の中で、いちばん手軽です。スカウト型の転職サービスなら、経歴を登録しておくだけで、どんな会社が、どんな条件で声をかけてくるかが見えてきます。
私が2026年の春にやったこと
外に出て分かった、自分の市場価値
活動をしてみて、思い込みと違ったことが2つありました。
| 分かったこと | 私が受けた範囲での実感 |
|---|---|
| 転職回数は見られる | 外資系でなければ、転職回数は厳しく見られた |
| 30代半ばの転職は楽ではない | 30代半ばからの転職は、厳しかった |
面談をする側にいたのに、見られる側に回って初めて、その重さを実感しました。
ここで大事なのは、これが「私の場合」だということです。業界、職種、年齢で見られ方は変わります。だからこそ、他人の話ではなく、自分の経歴で一度試す価値があります。
内定をもらったから、辞める決心がついた
結果として、私は転職をしませんでした。選んだのは独立です。
ただ、転職活動は無駄ではありませんでした。今より圧倒的にいい条件で内定をもらえたことで、「自分にはそれだけの市場価値がある」と分かったからです。
それまでは、今の会社を辞めることに迷いがありました。外での自分の値段が分からないまま辞めるのは、怖かったのです。内定という外からの答えを手にして、ようやく迷いが消えました。人が足りない時代に、自分がその会社に居続けなければならない理由はない。そう思えたことが、独立の決め手になりました。
転職活動は、転職するためだけのものではありません。残るにしても、出るにしても、自分で選ぶための材料を集める活動です。
転職活動を始める前に、決めておくこと
市場価値を確かめるための活動なら、次の3つを先に決めておくと、気持ちが楽になります。
- 目的は「確かめること」と決める。 内定が出ても、行くかどうかは後で決めていい。最初から転職を前提にしない
- 経歴を、回数ではなく「何ができるか」で書く。 転職回数が多い人ほど、どの経験で何を任されてきたかを先に書く。回数だけで終わらせないための工夫です
- 期間を区切る。 私は3月から6月の約4か月でした。終わりを決めないと、今の仕事との両立がつらくなる
新しい職場に行けば、人間関係も一から始まります。その不安があるのは当然です。だから「行く」と決める必要はありません。確かめるだけでいいのです。
よくある質問
Q. 転職する気がないのに転職活動をしてもいい?
いいと思います。私も、最初から転職を決めて始めたわけではありません。スカウト型のサービスに経歴を登録して、どんな声がかかるかを見るだけでも、自分の市場価値の手がかりになります。
Q. 転職回数が多いと、やっぱり不利?
私が受けた範囲では、外資系でなければ厳しく見られました。だからこそ、何を任されて、何ができるようになったかを、経歴の先頭ではっきり書いておくことをすすめます。
Q. 30代半ばからでも、転職活動をする意味はある?
あります。若いころより楽ではありませんでしたが、だからこそ、自分の現在地を知る意味が大きいと感じました。私はこの活動で内定をもらい、それが独立を決める材料になりました。
Q. 今の会社にばれない?
スカウト型のサービスには、指定した会社に経歴を見せない設定(ブロックの機能)を用意しているものがあります。使う前に、各サービスの公式サイトで、今の会社や取引先を見せない相手に指定できるかを確かめてください。
まとめ
- 市場価値は、外の会社に評価されて初めて分かる。転職活動は、それを確かめる手軽な方法
- 私の場合、転職回数と30代半ばという年齢は厳しく見られた。他人の話ではなく、自分の経歴で試す価値がある
- 内定という外からの答えがあると、残るか出るかを自分で決められる。私はそれで独立を決めた
次の一歩は、今の経歴を「何を任されて、何ができるようになったか」で3行に書き出すことです。それが、スカウト型のサービスに登録するときの土台になります。
スカウト型とエージェント型の違いや、30代後半・40代の転職の統計は、ハイクラス転職は30代半ばから厳しい?にまとめました。
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