補助金・外部の力の借り方

AI顧問の費用相場は3層。月5,000円と月30万円の差と、頼まない方がいい会社

元役員(年商1億→20億)中小企業7社の顧問AI導入のコンサル10件

AI顧問の費用は、私が2026年9月30日に料金ページで確かめた範囲では、月5,000円前後の相談窓口、月5万〜10万円の顧問、月30万円以上の伴走の3層に分かれていました。値段の差は、答えてもらえる量の差というより、誰が手を動かすかの差です。私は年商1億円の会社を7年で年商20億円まで育てた元役員で、300万円ほどかけて入れたAIを一度も使わなかったことがあります。この記事では、3層の中身と、「教える型」と「減った状態を納品する型」の違い、頼まない方がいい会社の条件を書きます。

AI顧問の費用相場は? 月5,000円前後から月30万円以上まで3層ある

AI顧問・生成AI顧問を名乗る民間のページを6つ開いて、料金と中身を並べました。確認したのは2026年9月30日です。

層月額(私が見た範囲)含まれていたもの契約の単位
相談窓口5,000円〜5,500円(税込)チャットで質問し放題、AIの情報の配信。週1回30分の個別の打ち合わせがつくものもあった「いつでも解約できる」と書いたものがあった
顧問5万〜10万円(10万円は税抜の表示。税の表示がないものもあった)チャットでの相談と、月1〜2回のオンラインの打ち合わせ。業務改善の提案や社員向けの研修を含むものもあった「1か月単位で更新」と書いたものがあった
伴走30万〜35万円(税別の表示と、税の表示がないものがあった)打ち合わせし放題のもの。月2回・各3時間の訪問に、社内教育や社内向けのアプリづくりまで含むもの「6か月が標準」と書いたものがあった(月35万円×6か月で総額210万円・税別)
  • 月額ではなく、1時間6,000円(税の表示なし)の時間単価で、毎日の作業を自動化する仕組みを作って納品する形もありました。
  • 料金も中身も変わります。申し込む前に、各社のページで今の金額と、税込か税抜かを確かめてください。

どの層にも、それぞれ合う会社があります。高い層ほど良い、安い層ほど損、という並びではありません。

値段の差は何の差? 誰が手を動かすかの差

上の層に行くほど、相手が社内に入って手を動かす量が増えます。

月5,000円前後の層は、聞けば答えが返ってくる形です。答えを受け取って、自分の作業に当てはめるのは社内の人です。月5万〜10万円の層では、打ち合わせで提案をもらえます。月30万円以上の層では、訪問や社内教育、仕組みづくりまで入ってきます。

だから比べるときは、月額を並べるより先に、次の2つを見ます。

  • 毎月、何が納品されるか(答え・研修・画面や仕組み・減った作業)
  • 納品されたあと、社内の誰の手が動くか

この2つが書けないまま月額だけで決めると、高くても安くても、同じところで止まります。私はそれを一度やりました。

「教える型」と「減った状態を納品する型」は何が違う?

違いは、契約が終わったときに手元に残るものです。私はAI顧問を、納品されるもので3つに分けて見ています。

型納品されるもの社内に残る仕事合う会社
教える型使い方の知識、研修、質問への答え覚えた人が、自分の作業に当てはめて手を動かす覚えて手を動かす人と時間が、社内にある
作って納品する型画面、仕組み、アプリ納品されたものを、毎日の仕事の中で開くどの作業に使うかが、発注の前に決まっている
減った状態を納品する型手から外れた作業(例:社長がやっていた振込データづくり)最後の確認と、戻った時間の使い道を決めること社長か幹部が、毎週の作業を抱えている

私自身は、2つ目の型で失敗しました。

「減った状態を納品する型」で顧問先が減らしたのは、請求書を見ながらの振込データづくり、届いた内容を表に書き写す入力、LINEでの最初の返信、面談日の調整でした。どれも地味な作業です。全部を合わせて、社長の時間が月20時間以上戻りました。

申し込む前に、何を確かめればいい?

顧問を選ぶ前に、社内で3つを書きます。いま私が顧問先でAIを入れるとき、道具の話より先に聞いている3つです。

申し込む前に社内で書く3つ
1. これで、誰の、どの作業が消えるか(1行で)
2. それで、月に何時間、いくら戻るか
3. 戻った時間を、何に使うか

1つ目が書けなければ始まりませんが、見落とされやすいのは3つ目です。顧問先で月20時間以上戻ったとき、社長はその時間を売上を上げるための営業に使いました。使い道が決まっていないと、空いた時間は別の作業で埋まります。

書けたら、相手には次のことを聞きます。

顧問の候補に聞くこと
- 毎月、何が納品されますか(答え・研修・仕組み・減った作業のどれですか)
- 1か月目に、私の会社の誰の、どの作業に手をつけますか
- 納品のあと、社内の誰が何をする必要がありますか
- 契約の期間と、途中でやめるときの決まりはどうなっていますか
- 顧問料のほかに、AIの利用料などは別にかかりますか
- 表示の金額は、税込ですか税抜ですか

2つ目の質問に、あなたの会社の作業名で答えが返ってくるかを見ます。「まずはAIの基礎から」で始まる答えなら、その顧問は教える型です。教える型が合う会社もあります。合うかどうかは、社内に覚えて手を動かす人がいるかで決まります。

顧問料は元が取れる? 払う側の計算

元が取れるかは、戻る時間を金額に直して、顧問料と並べると見えます。

  1. 消える作業に、今どれだけかかっているかを1週間測る(1回何分、週に何回)
  2. それを1か月分の時間にする
  3. 社長の1時間の値段を決める。自分の役員報酬を、働いた時間で割った数でかまいません
  4. 「戻る時間 × 1時間の値段」と「顧問料+AIの利用料」を並べる

AIの利用料は、顧問料と別にかかるかを確かめておきます。たとえばClaudeの個人向け有料プラン(Pro)は、月払いで月20ドル(税抜)です(2026年9月30日に公式ページで確認)。

私が作業に手をつけるかどうかの入口にしている数字は、2つです。その作業に月3万円以上かかっているか。社内の誰かが週5時間以上使っているか。どちらにも当たらないなら、顧問料のほうが、戻る時間を金額に直した分より大きくなりやすいと考えています。

AI顧問を頼まない方がいい会社

次のどれかに当てはまるなら、いま顧問を頼むのは早いと私は考えています。頼む前にやることも書きます。

当てはまること頼む前にやること
消したい作業を1行で書けない1週間、終わった作業を書き出す。並べると選べる
月3万円以上・週5時間以上かかっている作業がない社長1人分の有料プランで、自分で1つ試す
戻った時間の使い道が決まっていない曜日と時間で使い道を決める。「考える時間」では埋まる
全部を任せきりにしたいお金や人が動く作業は、最後の確認を誰がやるか決める
補助金で顧問料を払うつもり制度を確かめる。デジタル化・AI導入補助金では、経営全般のコンサル費は対象外

1つ目の書き出し方と、始める順番は中小企業のAI導入は何から始める?にまとめました。補助金については、公式資料で確かめた内容をデジタル化・AI導入補助金2026|申請前に社長が決める3つに書いています。補助金が使えるかどうかの個別の判断は、支援機関や専門家に確認してください。

頼んだものが使われなかったときに、どこで間違えていたかはAI導入の失敗事例に書きました。発注前に確かめる質問も載せています。

よくある質問

Q. AI顧問の費用の相場はいくらですか?

私が2026年9月30日に見た範囲では、月5,000円前後、月5万〜10万円、月30万円以上の3層でした。税込・税抜の表示は会社ごとに違うので、並べるときはそろえてから比べます。

Q. 月5,000円のAI顧問で足りますか?

社内に、答えを受け取って自分の作業に当てはめる人がいれば、足りることがあります。聞きたいことがまだ決まっていないなら、質問し放題でも、使われないまま月額だけが続きやすいと私は思います。

Q. AI顧問の契約期間はどれくらいですか?

見た範囲では、いつでも解約できるもの、1か月単位の更新、6か月が標準のものがありました。このサイトのAI顧問は、月22万円(税込)で3か月からです。

Q. AI顧問の費用に補助金は使えますか?

デジタル化・AI導入補助金では、ツールの導入と関係のない経営全般へのコンサル費は対象外です。登録されたツールとセットの導入支援は、対象になる場合があります。個別の判断は、支援機関や専門家に確認してください。

Q. 顧問料のほかに、かかるお金はありますか?

AIの利用料がかかることがあります。顧問料に含まれるかは、申し込む前に聞いてください。最初は社長1人分から始めれば足ります。

まとめ

  • AI顧問の相場は、月5,000円前後・月5万〜10万円・月30万円以上の3層。差は、誰が手を動かすか
  • 選ぶときは金額より、毎月何が納品されるか。教える型・作って納品する型・減った状態を納品する型で、社内に残る仕事が変わる
  • 消したい作業が1行で書けない、月3万円・週5時間に当たる作業がない会社は、顧問より先に自分で1つ試す

次の一歩として、申し込む前に「誰の、どの作業が消えるか」を1行で書いてみてください。

出典・参考

AI顧問

毎月1つ、作業が減った状態で納品します

月2回のビデオ通話(各60分)でその月に減らす作業を決め、期間中はチャットでいつでも相談できます。HP、求人、振込、入力、日程調整。順番は会社の事情に合わせます。

月22万円(税込)/3か月から

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