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AIに作業を任せる

AIへの指示の出し方のコツ。長すぎて失敗した私が、今は4つだけ書く

元役員(年商1億→20億)中小企業7社の顧問AI導入のコンサル10件

AIへの指示は、4つだけ短く書いて出てきたものを1つずつ直すほうが、思った形に近づきます。私はAIにホームページを作らせた最初の日、思いつくことを全部書いた長い指示を出して、読む気の起きない堅苦しいページを受け取りました。この記事では、その失敗と、いま指示に入れている4つと最後に足す1行を悪い例・良い例で見せます。

長い指示は、なぜうまくいかないのか

長い指示は、AIの答えを固くします。あれもこれも守ろうとして、どれも少しずつ守っただけの、当たり障りのない堅い文章が出てきます。何を一番大事にすればいいのかが、指示の中に埋もれてしまうのだと私は考えています。

長く書けば伝わる、と思っていました。実際は逆でした。

指示に入れるのは、この4つだけ

いまの私が指示に入れるのは、次の4つです。

書くこと中身例
何をする作業か1回に頼むのは1つ会社紹介ページの文章を作る
渡す材料は何かAIが使ってよい事実下に貼る会社紹介のメモ
出してほしい形はどれか長さ・並び・ファイルの形見出し3つと、それぞれ2〜3文の本文
書いてはいけないことは何か事実にないこと、出してはいけないこと渡した事実にないことは書かない

色の好みや言葉づかいは、1回目には書きません。出てきたものを見てから、「ここをこう直して」と1つずつ伝えます。1回に頼むことを1つにしたほうが、出来上がりは思った形に近くなりました。

悪い例と良い例

同じ「会社紹介ページの文章」を頼む場合で比べます。悪い例は、私が最初にやった書き方の形を再現したもので、当時の指示文そのものではありません。

悪い例:思いつくことを全部1回で書いた指示
会社のホームページに載せる、会社紹介ページの文章を作ってください。
うちは【業種】の会社で、創業は【年】年です。
大事にしているのは【考え方】で、お客様には【思ってほしいこと】と感じてもらいたいです。
色は落ち着いた感じで、でも暗すぎず、明るさもほしいです。
言葉づかいは丁寧に、でも堅すぎないようにしてください。
専門用語は使わないでください。ほかの会社のことは書かないでください。
写真を入れる場所も作ってください。スマホでも見やすくしてください。
問い合わせの場所は目立つようにしてください。
(このあとも、気になることが続く)

どれも間違ったお願いではありません。ただ、どれが一番大事かが分からないので、全部を少しずつ守った文章が返ってきます。

良い例:4つだけ書いた指示
作業:会社のホームページに載せる、会社紹介の文章を作ってください。
材料:下に貼る会社紹介のメモだけを使ってください。
出してほしい形:見出し3つと、それぞれ2〜3文の本文。
書いてはいけないこと:私が渡した事実にないことは書かないでください。分からないところは【要確認】と書いてください。

(ここに会社紹介のメモを貼る)

出てきたものを見てから、直したいところを1つだけ伝えます。

2回目以降:1回に直すのは1つ
2つ目の見出しの本文を、もう少しやわらかい言葉にしてください。
ほかの部分は変えないでください。

最後に1行足すと、確認が早くなる

指示を短くしてから、別のことで時間を取られるようになりました。出てきたものが、もっともらしく間違っていることです。

数字の形も、言い回しも整っている。ぱっと見では正しく見える。よく読むと、私が渡していない事実が混ざっている。これに付き合っているうちに、確認のほうが時間がかかるようになりました。

だから今は、指示の最後に次の1行を入れています。

指示の最後に足す1行
私が渡した事実にないことは書かないでください。分からないところは【要確認】と書いてください。

4つ目の「書いてはいけないこと」を、いちばん強く言う形です。この1行を入れてから、確認にかかる時間がはっきり減りました。どこを確かめればいいかが、【要確認】の印で分かるからです。

金額の計算は、この1行だけでは防げません。私は数字が2回そろうまで使わないことにしています。その話はChatGPTの計算は間違う。やり直させたら数字が変わった私の確かめ方に書きました。

直した所を、指示に書き足していく

1回で合うことは、ほぼありません。大事なのは、直した所を毎回書き残すことです。同じ所を3回直しているなら、その内容を指示に足します。足せば、次から直す回数が減ります。

何度も直した所を、指示の下に足す形
いつも直していること(毎回この指示に含める):
・【何度も直した所1】
・【何度も直した所2】

書き残さないと、毎回同じ手直しを続けて、そのうち「手でやったほうが早い」になります。私が使わなくなった道具は、たいていこの道をたどりました。

この4つの書き方は、パソコンの中で作業を任せるときも同じです。作業そのものをAIに任せる始め方は非エンジニアのClaude Code使い方にまとめています。

よくある質問

Q. AIへの指示は、長く詳しく書いたほうがいいですか?

私の場合は、短いほうが思った形に近づきました。長い指示は、何を一番大事にするかが埋もれて、全部を少しずつ守った答えになりがちです。4つだけ書いて、あとは1つずつ直します。

Q. 1回で思いどおりにならないのは、指示が悪いからですか?

1回で合うことは、ほぼありません。直す前提で短く出して、直した所を書き残していくほうが、結局は早く形になります。

Q. AIが事実と違うことを書いてくるのを防ぐには?

指示の最後に「私が渡した事実にないことは書かない。分からないところは【要確認】と書く」と足します。私はこの1行を入れてから、確認にかかる時間がはっきり減りました。

Q. 好みや言葉づかいは、いつ伝えればいいですか?

1回目の答えを見てからです。「ここをこう直して」と、1回に1つずつ伝えます。

まとめ

  • 指示に入れるのは「作業」「材料」「出してほしい形」「書いてはいけないこと」の4つだけ
  • 好みや言葉づかいは、出てきたものを見てから、1回に1つずつ直す
  • 最後に「渡した事実にないことは書かない。分からないところは【要確認】」の1行を足し、何度も直した所は指示に書き足す

次にAIに何かを頼むとき、上の「良い例」の4行をコピーして、作業・材料・形の3つだけを自分の用事に入れ替えてみてください。

指示の書き方だけでなく、ChatGPTやClaudeの使い方を順番に学びたい人に向けて、学び方の選び方を生成AIはどう学ぶ?にまとめました。

出典・参考

  • 本記事の体験は、運営者のnote「AIへの指示が長すぎて、自分でも読めなかった。いまは4つだけ書く」(2026-09-30公開)と同じ出来事です。

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