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動画「みおの転職日記」第2・3・15・19話を見た人へ

怖い先輩・怒鳴る医師がつらい。人間関係で辞めてもいい?

怖い先輩や怒鳴る医師がつらいなら、職場を変えることを考えていい。怒鳴られるのはあなたのせいではありません。記録の残し方、相談先、次の職場で人間関係を確かめる聞き方をまとめました。

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怖い先輩や、怒鳴る医師がつらいなら、職場を変えることを考えていいです。怒鳴られるのは、あなたができないからではありません。そのうえで、今の職場では記録を残すこと。次の職場では、人間関係の様子を入る前に確かめること。この2つが、あなたを守ります。

なぜ、怖い人がいる職場になるのか

看護の現場は、命を預かる場所です。忙しく、緊張も強い。だから、言葉がきつくなる人が出やすいのかもしれません。

もうひとつは、教わった方法をくり返してしまうことです。「私も厳しく育てられた」という人は、それ以外の教え方を知らないことがあります。

でも、どちらも、怒鳴ってよい理由にはなりません。悪いのは、看護師という仕事でも、病院でもなく、その人の行動です。

数字で見ると、あなただけではない

日本看護協会が2025年に会員の看護職に聞いた調査(有効回答4,430人)では、この1年に職場や訪問先で暴力やハラスメントを受けた人が49.3%いました。

受けた人のうち、内容は「精神的な攻撃(暴言・人前で無能扱いする・長時間くり返し叱るなど)」が76.0%で最も多くなっています。誰から受けたかは、患者さん・利用者さんが69.3%、上司(看護職)が43.0%、医師が31.7%でした。

同じ調査で、受けた人のうち職場などに相談した人は53.0%。相談した人のうち、対応に「満足できなかった」人は59.1%でした。相談しても変わらないことがある。だから、職場を移るのも、自分を守る方法のひとつです。

「指導」と「パワハラ」の違い

厚生労働省は、職場のパワーハラスメントを、次の3つが全部そろったものとしています。

  1. 立場が上の人など、断りにくい関係を背景にした言動
  2. 仕事に必要な範囲をこえた言動
  3. その言動で、働く環境が害されること

仕事に必要で、やり方も適切な指導は、パワハラではありません。一方で、人格を否定するような言葉や、ひどい暴言は「精神的な攻撃」の例として挙げられています。

国が示すパワハラの6つの型:身体的な攻撃、精神的な攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害
国が示すパワハラの6つの型:身体的な攻撃、精神的な攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害

無視も、パワハラの例に入っている

厚生労働省は、パワハラの代表的な型を6つ挙げています。そのひとつが「人間関係からの切り離し」で、例として「無視や仲間外し」が書かれています。

ミスを伝えたら無視されるようになった。あなたの目の前で「誰か伝えといて」と言われる。こうしたことは、教え方の問題ではありません。怒鳴られるときと同じように、日時と言われた言葉を記録しておいてください。

また、パワハラの対策は事業主の義務になっていて、相談窓口を置くことも求められています。

つらかったことの記録メモ
日時:○月○日(○)○時ごろ
場所:ナースステーション/病室 など
相手:(役職だけでもよい)
言われたこと・されたこと:(できるだけ、そのままの言葉で)
その場にいた人:
自分がしていたこと:(例:報告は○時に済ませていた)
そのあとの体や気持ち:(例:眠れなかった、食欲がない)

記録は、相談するときの材料になります。自分が悪くなかったと、あとで思い出せる支えにもなります。

医師に「聞いてない」と言われやすいなら、報告した時刻と、相手の返事を看護記録にも残しておきましょう。「14時5分、○○先生に報告。返事は『様子を見て』」のように書いておくと、言った・言わないで責められにくくなります。

休憩に行かせてもらえない、休憩中も呼ばれる、という悩みは、休憩・水分・腰を守るために確かめることに、法律の決まりと頼み方をまとめています。

患者さんからの暴力は「仕方ない」で終わらせない

上の日本看護協会の調査で、暴力やハラスメントを受けた人に、誰から受けたかをたずねると、いちばん多かったのは患者さん・利用者さん(69.3%)でした。叩かれる、つかまれる、暴言を言われる。看護の仕事では、めずらしくないことになっています。

それでも、「患者さんだから仕方ない」で終わらせる必要はありません。病気や薬の影響で起きることもあるので、患者さんを責めるのではなく、同じことが起きにくい受け持ち方に変えてもらうのが目的です。

  1. 記録する:日時、場所、されたこと、そのとき自分がしていたこと(例:夜中の体位交換)、その場にいた人、けがや体の様子
  2. 相談する:記録を持って師長に。「ひとりで受け持たない方法を、一緒に考えてほしいです」のように、してほしいことを具体的に伝える
  3. 相談先を広げる:職場のハラスメント相談窓口。言いにくければ、総合労働相談コーナー(無料・予約不要)

2026年10月1日からは、法律で、事業主に「カスタマーハラスメント」を防ぐための対策が義務づけられました。法律では、顧客や施設の利用者など、事業に関係のある人からの言動で、働く人の業務の性質などに照らして社会通念上許容される範囲を超えたものにより、就業環境が害されることを指します。病院なら、患者さんやご家族からの言動がこれに当たる場面があると考えられます。病気の症状による行動がどう扱われるかは場面によりますが、職場として対策を考えてもらうよう求めてかまいません。起きたときの手順、記録のしかた、労災のことは、患者さんに叩かれた。「仕方ない」で終わらせないためににくわしくまとめました。

次の職場で確かめること

人間関係は、求人票には書かれません。だからこそ、入る前に聞き方を工夫します。

確かめること聞き方の例なぜ
職場見学ができるか「入る前に、見学させていただけますか」声のかけ合い方や表情は、見るのがいちばん早い
新しく入った人の教え方「入職した人には、誰がどのくらいの期間ついてくれますか」教える人が決まっていないと、「見て覚えて」になりやすい
医師への報告のしかた「医師への報告は、どんな流れでしていますか」報告の決まりがあると、言った・言わないが起きにくい
休憩の取り方「休憩は、交代で取れていますか」休憩に行きにくい空気は、人間関係の表れでもある
ハラスメントの相談窓口「困ったときに相談できる窓口はありますか」窓口があり、使われているかが分かる
患者さんからの暴力への対応「患者さんから暴力や暴言があったとき、どう対応する決まりがありますか」ひとりで抱えさせない仕組みがあるかが分かる
何年目の人が多いか「スタッフは何年目くらいの方が多いですか」中堅が少ない職場は、人が定着していない場合がある

見学のときは、ナースステーションで誰かが質問したときの、まわりの反応を見てみてください。答える人の声のトーンに、職場の空気が出ます。

どこに相談するか

今つらいことと、次の職場のこと。相談先は分けて考えると楽になります。

このページの悩みなら、転職サイトは「職場の雰囲気や人間関係の情報を、入る前に教えてくれるか」で選んでください。公式サイトに、職場の人間関係や雰囲気を伝えると書いているところがあります。

もうひとつ大事なのは、担当者との相性です。担当者を替えてほしいときは、遠慮なく伝えてかまいません。替えられることを公式サイトに書いているところもあります。

転職サイトの比べ方は、看護師の転職サイトの選び方・比べ方にまとめています。

よくある質問

Q. 怒られるのは、自分ができないからでは?

仕事の注意を受けることと、怒鳴られることは別です。ミスを伝えるのに、人前で大声を出す必要はありません。注意の中身は受け止めて、怒鳴り方まで自分のせいにしないでください。

Q. 人間関係が理由だと、面接で不利になる?

理由をそのまま言う必要はありません。「チームで声をかけ合える職場で働きたい」のように、次にどうしたいかで伝えると話しやすくなります。うそをつく必要もありません。

Q. 異動を頼むのはあり?

ありです。同じ職場でも、部署が変われば人も変わります。異動で離れられるなら、それもひとつの方法です。異動の希望が通らない、異動しても同じなら、職場を移ることを考えてみてください。

まとめ

次の一歩:今日、スマホのメモに「つらかったこと」を1つだけ、日時と言われた言葉で書いてみてください。それだけで、頭の中が少し整理されます。

出典・参考

この悩みに合う転職サイト

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