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動画「みおの転職日記」第5・23話を見た人へ

「看護師しかしたことない」人へ。病院の外で資格を活かす道

看護師の経験は、病院の外でも使えます。働く看護師の約3人に1人は病院以外の職場にいます。訪問看護・クリニック・介護施設・健診など、資格を活かせる職場と、辞める前に選択肢を並べる方法をまとめました。

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「看護師しかしたことない」は、弱みではありません。看護師の経験は、病院の外でも使えます。そのうえで、辞める前に「資格を活かせる職場」を一度並べてみること。選べる場所が見えると、今の職場にしがみつく理由が減ります。

なぜ「看護師しかできない」と思ってしまうのか

看護学校を出て、そのまま病院に入る。この道を通ってくると、知っている世界が「病棟」だけになりやすいのです。

忙しい毎日の中で、ほかの職場を調べる時間もありません。「ここを辞めたら、もう行くところがない」と感じるのは、あなたの力が足りないからではなく、ほかの選択肢を見る機会がなかったからです。

数字で見る、看護師の働く場所

厚生労働省の統計では、2024年末に働いている看護師は136万3,142人。働く場所の内訳はこうでした。

働く場所人数割合
病院895,944人65.7%
診療所(クリニック)194,665人14.3%
介護保険施設など107,984人7.9%
訪問看護ステーション91,022人6.7%
社会福祉施設28,093人2.1%

病院で働く人は約3人に2人。つまり、約3人に1人は病院以外の場所で、看護師として働いています。

病院の外で、資格を活かせる職場

それぞれの職場の、ふつうの仕事の形をまとめました。実際の仕事は職場ごとに違うので、入る前に確かめてください。

職場どんな仕事か病棟の経験で活きること入る前に確かめること
訪問看護ステーション自宅で療養している人を訪ねて、看護をする観察の力、急変に気づく目、家族への説明オンコール(夜間の電話当番)の有無、1日の訪問件数、ひとりで訪問するまでの同行期間
クリニック(診療所)外来での診療の補助、検査、患者さんへの説明採血や点滴の技術、短い時間での説明土曜の診療、昼休みの長さ、診療科
介護施設(老健・特養など)入所している人の健康管理、薬の管理、医師との連絡状態の変化に気づく力、医師への報告看護職の人数、夜間の呼び出しの有無、医師がいる時間
健診センター健康診断での採血、計測、問診など採血の技術、たくさんの人への声かけ繁忙期の時期、1日の受診者数

どの職場でも、病棟で身につけた「観察」「報告」「記録」は使います。急性期の経験があるかどうかより、あなたが毎日してきたことのほうが、次の職場で役に立ちます。

自分の経験の書き出しメモ
これまでの職場:(例:内科病棟○年、外科病棟○年)
よくやっていたこと:(例:採血、点滴、退院の説明、家族対応)
得意なこと・ほめられたこと:
苦手なこと・できれば避けたいこと:
次の職場で大事にしたいこと:(例:夜勤なし、急変が少ない、ひとりひとりとゆっくり話せる)

このメモがあると、転職サイトの担当者やナースセンターに相談するとき、話が早く進みます。

次の職場で確かめること

病院から別の種類の職場へ移るときは、仕事の流れが変わります。入ってから戸惑わないように、ここを聞いておきましょう。

確かめること聞き方の例なぜ
未経験の人の受け入れ「病棟の経験だけでも、応募できますか」経験年数や分野の条件がある求人もある
入ってからの教え方「慣れるまで、どのくらい先輩と一緒に動けますか」とくに訪問看護は、ひとりで判断する場面がある
夜間や休日の対応「夜や休日の呼び出しはありますか」病院の夜勤はなくても、オンコールがある職場もある
看護職の人数「看護師は何人いますか」少人数の職場は、相談できる相手が限られる
医師との連絡のしかた「先生への報告は、どんな方法でしていますか」医師が常にいない職場では、報告の決まりが大事

どこに相談するか

「何が向いているか分からない」段階でも、相談はできます。

このページの悩みなら、転職サイトは「病院以外(クリニック・訪問看護・介護施設など)の求人も扱っているか」と「転職を決めていない段階でも相談できるか」で選んでください。どちらも、公式サイトに書いてあるかで確かめられます。

転職サイトの比べ方は、看護師の転職サイトの選び方・比べ方にまとめています。

よくある質問

Q. 急性期を経験していないと、だめ?

だめではありません。「一度は急性期」と言われることがありますが、合わない場所で心と体を壊してまで通る道ではありません。あなたが大事にしたい働き方に合う職場を選んでください。

Q. ブランクがあっても、相談できる?

できます。看護師の転職サイトの中には、ブランクがある人の登録や相談を受けていると、よくある質問に書いているところがあります。

Q. 病院の外に出たら、病院には戻れない?

看護師の資格は、どこで働いても同じです。戻りたくなったときは、ブランクや経験に合わせた教え方がある職場を選ぶと安心です。

Q. 「クリニックに行くと腕が落ちる」と言われた

動画の第23話でも、みおはそう言われました。でも、腕が落ちるというより、職場ごとに使う力が違うと考えてみてください。上に書いたとおり、病棟で身につけた観察・報告・記録は、どの職場でも使います。不安なら、応募の前に「病棟の経験だけでも応募できますか」「入ってから、どんな教え方がありますか」と聞いてみてください。

まとめ

次の一歩:今日、「よくやっていたこと」を3つだけ、スマホのメモに書いてみてください。それが、あなたの経験の棚卸しの始まりです。

出典・参考

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動画・画像の「みお」の話はフィクションです。実在の人物・病院・サービスの体験ではありません。

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